苦手なタイプのお客様の対応

不愛想で、怒ってる？と思う人。

迷ってばかりで、決めてくれない人。

無口で何も言ってくれない、何で来たの？と感じる人。

まあ、いろんな人が居ますよねー！

私が苦手なタイプ・・・

そうですね。

セラピストの仕事を始めたばかりの時は

「自分勝手な人」が苦手でした。

例えばこれは実際にあった話なんですが・・

当時、勤めていた高級サロン（旅館内SPA)は、とにかく「非日常空間」を作ることを徹底していました。

足音や息すら聞こえないくらい静かにしたり、

ごみ１つ落ちていないこと、

目にするものは細部まで注意を払い左右対称に、

音の質や音量にも毎日チェックが入る‥

ほとんどのお客様はそんな場の空気に、感動され、

足を踏み入れた瞬間に、

自然と声もゆったりになったり、動きもゆっくりになったり、

「いつもと違う体験」を肌で感じてくださっていました。

ところが、ある時来られたお客様は

カウンセリング中から携帯でパシャパシャ。

施術ルームに移動してからも、はしゃいでパシャパシャ。

実は当時のサロンは、施術の様子などはシークレットということで

サロン内の撮影は禁止と、上司から言われていたんですよね。

そんな様子を見た私は（当時店長だったのもあって）

「これは注意しなければ！」と思ったんでしょう。

言い方を覚えていませんが、お客様に撮影を止めてもらえるよう伝えました。

「わかりました～」とその場は終わったんです。

終わったんです・・・が。

旅館ということで、チェックアウトがあります。

その際、フロントへアンケートをお渡しになられ、そこには

「SPAでの対応が最悪だった」と書かれていたのです。

当時の私はそれを聞いて

「えええ！！？何でそんな風に書くの？！当たり前のこと伝えただけじゃない！」

といようなイラっと感情になっていた気がします。

「伝え方をもうちょっと工夫したらよかったね」

「これからこういう時はこうしましょう」

といった、話を上司としたんですが

私はというと、そのお客様のことを≪自分勝手≫と思っていました。

それから約19年。

今、もし同じ状況になったとしたらどうかな？と考えると

即答で

「当時のように『ダメです』という伝え方は１００％しない！！」

それに

「そもそも、それはSPA内でのルールでしょ？」と自分に言います。

当然ですが、法律で罰せられることじゃない(笑)

私がもし高級SPAに受けに行く機会があったら

同じように記念に撮影して残したいし、

特に今ならSNSにUPした～いって思うだろうし(笑)

それなのに「撮影禁止」と理由も無くい言われたら

「なんやねーーん！！」って思うの当たり前…。

自分勝手というより、嬉しくて楽しくてはしゃいでただけ・・・。

と、まあ、そんなデキゴトがあったんですよ。

この話を聞いていて、もしかしたら

「私はそんなのでイラっとしないけどな～」と、思うかもしれません。

はい。

人それぞれ

イラっとするポイントや、苦手なタイプは違うと思います。

あなたがイラっとしたり、苦手だなぁと思うタイプ・・

実はそれは・・

あなた自身がそうであるか、

もしくは、そうならないように努力していたり意識していたりすること

が、ほとんどなんですよ。

つまり、当時の私は

自分勝手な私がいることも知っていたし、

だからこそ自分はルール通りにしなければ！と

頑張っていました・・・。

だからこそ、それを簡単に破ってる人に「なんで？！」と反応する。

そう言われても、

なかなか受け止めれない～～

と感じてもOK。

ですが、

１つ言えることがあります。

苦手なタイプの人が来たら、その人になり切って考えてみて！

自分が理解できる性質であることは間違いないので

想像力を働かせれば、見えてくること、絶対あります＾＾

イライラもやもやを抱え続けるより

断然、自分のココロの成長に繋がりますよ。

ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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